アイドルのソロ名義と、20年前に生まれたボーカロイド。同じ「KAITO」という名前から始まった話が、10日たっても終わっていません。最初はXのハッシュタグの話だったのが、いまはYouTubeの低評価をめぐる言い争いに広がっています。
はじめて知った人でも、この記事だけで流れがつかめるように、最初から時系列でまとめます。始まりの部分は、10月10日の記事でくわしく書いています。
ざっくり言うと
- King & Princeの髙橋海人さんが「KAITO」名義でソロ活動を始め、ボカロの「KAITO」とXのハッシュタグが重なった
- ボカロの開発会社クリプトンは「お互いを尊重してほしい」と声明。一方、髙橋さん側の公式な声明は、10月12日時点で確認できない
- 10月11日ごろから、髙橋さんのミュージックビデオの低評価をめぐって、新たな言い争いが起きている
- 双方のファンの間で、相手のふるまいを責める投稿が続いている
登場するのは2人の「KAITO」
- ボカロのKAITO:クリプトン・フューチャー・メディアが2006年2月に発売した、男声の歌声合成ソフト。2026年は20周年
- 髙橋海人さんのKAITO:King & Princeの髙橋海人さんが、2026年10月に始めたソロ活動の名義。本名の「海人」が由来
時系列で整理
10月3日:King & Prince公式が、髙橋さんの「KAITO」名義でのソロ活動を発表。告知に「#KAITO」のハッシュタグが使われ、ボカロのKAITOの投稿と混ざるようになる。
10月4日:報道によると、髙橋さんはインスタグラムの配信で、ボカロのKAITOを「レジェンド」と呼んで触れた。「知っていて同じ名前にしたのか」という批判と、「本名だから問題ない」という声の両方が出る。
10月5日:1stデジタルシングル「swim?」を配信。同じ日の夜、クリプトンが声明を出す。
声明は「重複を完全に防ぐのは難しい」「お互いの活動を尊重してほしい」という内容で、名前を変えてほしいとは求めていません。
10月6日〜10日:ファンどうしの言い争いが続く。週刊女性PRIMEは、ボカロファンとみられるアカウントが、殺害予告と受け取れるハッシュタグを広めたと報じた。一方で、髙橋さん側が何も発信しないことへの批判も強まっていく。
10月11日〜:髙橋さんの「swim?」のミュージックビデオに、低評価が多くついている、という話が広がる。新しい言い争いの始まりです(くわしくは次の章)。
10月12日時点:King & Prince公式のXでは、この件についての投稿は確認できません。
いま起きていること:YouTubeの低評価
10月11日、「髙橋さんのミュージックビデオの低評価が5割を超えた」「低評価の数が1位になった」という投稿が広まりました。
ただし、YouTubeは2021年から、低評価の数を一般には表示していません。広まっている数字は、低評価の数を推定する外部のサイトのものです。正確な数は、外からは確かめられません。
この低評価をめぐって、主張がぶつかっています。
- 髙橋さんのファンの一部:「ボカロファンの嫌がらせだ」「陰湿だ」
- ボカロファンの一部:「低評価を呼びかけてはいない」「おすすめに出てこないようにする自衛だ」「海外のファンが多い」
ボカロ側からは、「タグ被りが嫌なら自衛しろと言われたので、YouTubeでは自衛しているだけ」という声も出ています。おたがいの言い分が、鏡あわせのようになっているのが、今回の特徴です。
この投稿のように、「騒いでいるのはごく一部」と冷静に見る声もあります。
なぜ、こんなに長引いている?
- はっきりした悪者がいない。本名を名乗ること自体は自由。長年使ってきた場所を守りたい気持ちもわかる
- 場所が増えた。Xのハッシュタグから、YouTubeへ。争う場所が広がった
- 髙橋さん側の発信がない。クリプトンは声明を出したが、もう一方からは公式な言葉が出ていない。そのぶん、ファンどうしが代わりに言い合う形になっている
- 海外にも広がった。ボカロのKAITOは海外にもファンが多く、日本語の議論の外でも反応が起きている
気をつけたいこと
話が大きくなると、確かめられていない情報もいっしょに広まります。低評価の数は推定にすぎず、「どちらのファンが組織的にやった」という話も、確認できる証拠は出ていません。
スクリーンショットや切り抜きだけで判断せず、公式の発表を確かめてから受け取るのがおすすめです。
まとめ
- 髙橋海人さんのソロ名義「KAITO」とボカロの「KAITO」が、Xのハッシュタグで重なったのが始まり
- 10月11日ごろから、YouTubeの低評価をめぐる言い争いに広がった。広まっている数字は外部サイトの推定
- クリプトンは声明を出したが、髙橋さん側の公式な発信は10月12日時点で確認できない
出典
- 初音ミク公式のXの投稿(2026年10月5日)
- King & Prince公式のXの投稿(2026年10月3日)
- KAI-YOU(2026年10月6日)
- 週刊女性PRIME(2026年10月9日)
(この記事は2026年10月12日時点の情報です。動きがあれば追記します。)



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