フライパンの上に、生地でへろへろの絵を描く。焼く。ひっくり返す。……あれ、思ってたのと違う??
2026年10月10日、Xのタイムラインが、焼き色のついたパンケーキの絵で埋まりました。
みんなが遊んでいたのは「おえかきパンケーキシミュレーター」。
公開からわずか半日で、Xのニュース欄に「人気爆発」と載るほど広まった無料のウェブアプリです。どんなものか、なぜここまで流行ったのかを解説します。
どんなアプリ?
ブラウザで動く、無料のお絵かきアプリです。スマホでもパソコンでも、インストールなしで遊べます。
やることは、本物のお絵かきパンケーキと同じです。
- フライパンの上に、生地をしぼり出して線を描く
- 焼く(先に描いた線ほど、濃い焼き色がつく)
- ひっくり返して、できあがり
お絵かきパンケーキは、先に描いた線がこんがり濃く、あとから流した生地が薄く焼けることで、絵が浮かび上がるお菓子です。動画サイトでも人気のジャンルですが、実際にやると難しいうえに、失敗したら食べるしかありません。それを画面の中で、何度でもやり直せるようにしたのがこのアプリです。
きっかけ:開発者の1件の投稿
公開されたのは2026年10月10日の午前。開発者のすのはらさんが、動画つきで告知しました。
この投稿は、半日ほどで1万3千を超えるいいねを集め、表示は100万回を超えました。Xのニュース欄には「おえかきパンケーキシミュレーターがXで人気爆発」という見出しで載り、関連する投稿は、10月10日夜の時点で8,000件以上、翌11日の朝には1万1千件を超えました。
ちなみに、開発者の投稿では「シュミレーター」、広まったハッシュタグでは「シミュレーター」と、表記が少しゆれています。検索するときは、どちらも試してみてください。
何が面白い:ひっくり返すと、ぜんぶ逆になる
遊んだ人が口をそろえて言うのが、これです。
パンケーキは、フライパンに接していた面が「表」になります。つまり、描いた絵は左右が反転して完成する。文字を書けば鏡文字になり、右を向かせたキャラクターは左を向きます。
「そうだった……逆向きに描かねえといけなかったんだ」。焼きあがってから気づく人が続出し、反転した文字や、思わぬ方向を向いた顔が次々に投稿されました。本物のお絵かきパンケーキでも起きる失敗を、そのまま味わえるわけです。
もうひとつが、焼き色の加減。先に描いた線ほど濃くなるので、「目から描くか、輪郭から描くか」で仕上がりが変わります。うまい人は、この順番を計算して濃淡のある絵を焼き上げていました。
なぜ流行った
- すぐ遊べる。リンクを開くだけ。登録もインストールもいりません。
- 下手でも面白い。失敗作のほうがむしろ笑えます。絵に自信がなくても投稿しやすい。
- 見せたくなる。焼きあがったパンケーキは、1枚の画像としてそのまま投稿できます。見た人が「自分もやってみよう」となり、連鎖していきました。
- お題と相性がいい。好きなキャラクターや、いま流行っているネタを焼く人が多く、ほかの流行と混ざりながら広がりました。
「誰でもすぐ作れて、結果を見せ合える」遊びは、Xでは強い。絵文字で作る「キチガイ風車」が同じ時期に流行っていたのも、偶然ではなさそうです。
まとめ
- おえかきパンケーキシミュレーターは、ブラウザで遊べる無料のお絵かきアプリ
- 2026年10月10日に、開発者のすのはらさんが公開。半日でXのニュース欄に載った
- 焼いてひっくり返すので、絵が左右反転する。ここでみんな失敗する
- すぐ遊べて、失敗しても面白く、画像で見せ合えるのが流行の理由
画面の中なら、焦がしても誰にも怒られません。まずは自分の名前を書いて、盛大に鏡文字にするところから始めてみてください。



コメント