左には野獣先輩。右には、同じ顔を暗くして、目だけを猫のように光らせた不気味な顔。この2枚が並んだ画像、2026年10月、Xでやたらと見かけませんか?
添えられる文章は、決まって「(ククク…本当は〜)」。実際の発言と、心の声の2段構造です。
このミームの仕組みと元ネタを解説します。
元ネタ:「野獣先輩」の画像と、その加工
左の画像は、日本のネットで長くミームとして使われてきた「野獣先輩」と呼ばれる男性の、有名な一枚です。右の画像は、その顔を加工して、悪役のような表情に作り変えたもの。
このミームで大事なのは、左が「口に出した言葉」、右が「心の声」という役割分担です。
どう使う:表の発言と、裏の本音を並べる
形はシンプルです。1行目に、ふつうの発言を書く。2行目に、かっこ書きで「ククク…本当は〜」と心の声を書く。そこに2枚組の画像を添えます。
表では「お母さん今日はありがとう!」。裏では「ククク本当はいつも感謝してるよ」。…たまげたなあ。
こちらも同じ。「今日はカレー?やったあ」の裏で、「本当はママのご飯全部大好きだよ」。やりますねえ
何が面白い:悪役の顔で、いちばん優しいことを言う
「ククク…」という笑い方も、暗闇で光る目も、どう見ても悪だくみの演出です。読む側は「表ではいい顔をして、裏ではひどいことを考えているんだな」と身構える。
ところが出てくる本音は、表の発言よりもさらに素直でさらに優しい。隠す必要のまったくない気持ちを、わざわざ悪役の顔で隠す。野獣先輩女の子説を裏付けるミームといえます。。
照れくさくて言えない本音を、悪ぶってごまかす。思春期の「べ、別に感謝なんかしてないし」に近いものを、野獣先輩が思い出させてくれます。
なぜ流行った
- 型が一目でわかる。画像を見た瞬間に「左が建前、右が本音」と伝わります。説明がいりません。
- 文章を2行変えるだけで作れる。画像はそのまま使い回せるので、誰でもすぐ参加できます。
- 読後感がいい。オチが悪口ではなく、感謝や好意になる。安心して笑えて、広めやすいネタです。
- ちょうど同じ人物のミームが盛り上がっていた。同じ時期に「INMU KING」が話題になっていて、目にする機会が増えていました。
まとめ
- 左は「野獣先輩」と呼ばれる男性の有名な画像、右はそれを悪役風に加工したもの
- 左が口に出した言葉、右が「(ククク…本当は〜)」という心の声を表す
- 悪だくみに見せかけて、本音のほうがもっと優しい、というギャップを楽しむ
- 2026年10月上旬にXで広まった
悪い顔をしているときほど、人はいいことを考えている。……かどうかは知りませんが、少なくともこのミームの中では、そういうことです。



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