2026年の夏、インターネットは、ひとりの男性が「寝たか、寝てないか」で大さわぎしていました。
その人の名は、堀大輔さん。
「クイヤを千葉で見た」「マイクロスリープが10回」「祖国の敗戦を知った顔」。この夏に生まれたネタの多くが、なぜかこの人につながっています。
「名前はよく見るけど、結局なにがあったの?」という人のために、堀大輔さんまわりのミームを、起きた順にまとめました。
そもそも、堀大輔さんって誰?
堀大輔さんは、日本ショートスリーパー育成協会の代表理事を務める実業家です。「1日30分ほどしか寝ない生活を、長年続けている」と話していることで知られています。
「本当に30分しか寝ていないの?」という疑惑が、2026年の夏、日本中のネットユーザーの関心ごとになりました。あるXユーザーの言葉を借りると、こうです。
ほんとうに、そのとおりの夏でした。
ミームその1:高須幹弥さんとの対談(8月)
はじまりは、2026年8月6日に公開された、美容外科医の高須幹弥さんとの対談動画です。
睡眠をめぐって意見がぶつかり、かなり激しいやりとりに。ピンズバNEWSによると、動画は数日で200万回以上再生されました。
そして、ネットがいちばん面白がったのは、じつは言い合いそのものではありません。
あれだけバチバチにやり合ったあと、2人でボディビルのポーズを取り合っていたことです。堀さんはボディビルダーでもあり、高須さんも筋トレ好き。けんかの直後に筋肉を見せ合う2人に、「さっきまでの空気は何だったの」とツッコミが集まりました。
ミームその2:クイヤ「千葉で見た」(8月)
8月中旬、堀さんの配信に、視聴者がこんな趣旨のコメントを送ります。「夏はクイヤが出て大変ですよね」。
クイヤは、この世に存在しない動物です。ところが堀さんは、千葉に住んでいたころにもいた、という趣旨で話を合わせてしまいました。
いない動物の、目撃者が現れた瞬間です。ここから「クイヤ」は一気に広まり、堀さんは「クイヤを見た男」として知られることになります。くわしくはクイヤの記事で解説しています。
おまけ:カタカナを警戒するようになった
この一件のあと、配信で知らないカタカナの言葉が出てくると、堀さんが「それは知らない」とはっきり言うようになった、という観察も話題になりました。「クイヤのトラウマ」と呼ばれています。
学習がはやい。
ミームその3:1週間ライブ配信と「マイクロスリープ」(9月)
9月9日、堀さんは自分の生活を1週間ぶっ通しで配信する企画を始めました。「本当に30分睡眠なのか、見て確かめてください」というわけです。
日本中が見守る中、2日目に事件が起きます。
SmartFLASHによると、美容整体師の方にヘッドスパをしてもらっている最中、堀さんはいびきをかいて、約27分間眠ってしまいました。
気持ちよかったんですね。分かります。
そして、起きたあとの説明がこちら。
「マイクロスリープを10回しただけ」
マイクロスリープとは、数秒から十数秒ほど、ふっと意識が落ちる現象のこと。それが10回で27分……?と、計算が合わないことへのツッコミが殺到しました。以来「マイクロスリープ」は、寝てしまったことを認めたくないときの言いわけとして、ネットで大活躍しています。
授業中に寝た。会議で寝た。映画館で寝た。ぜんぶ「マイクロスリープが何回か起きただけ」です。
5秒の睡眠も、見のがされなかった
配信は24時間、何万人もの目で見はられています。ほんの数秒、目を閉じただけでも切り抜かれました。
視聴者のむちゃなお願いに応えながら、すきを見て5秒だけ休む。この動画は13万いいねを集め、「睡眠のプロ」という新しい呼び名も生まれました。
ミームその4:「堀大輔」が大喜利のお題になった(9月)
配信が話題になるにつれて、「堀大輔」という名前そのものが、大喜利のお題として使われるようになります。
- 寝なかったせいで、おばけの世界に連れて行かれる堀大輔
- ゲームの世界で再現された堀大輔
- きれいな景色の写真に添えられる、こんな一言
「30分しか寝ない人」という設定が、いつのまにか「眠らずに世界を見つめ続ける人」という、ちょっと詩的なキャラクターに育っています。
ミームその5:「祖国の敗戦を知った堀大輔」(9月21日)
1週間配信が終わった直後に投稿されたのが、歴史ドキュメンタリーふうの音楽をつけた44秒の動画です。
タイトルは「祖国の敗戦を知った堀大輔」。これが5万8千いいねを集め、「ぼうぜんとした顔」を表す言い回しとして定着しました。くわしくは「祖国の敗戦を知った堀大輔」の記事へ。
ミームその6:合成動画は、いまも増え続けている(10月)
10月に入っても、勢いは止まりません。堀さんの顔を、いろいろな映像に合成した動画が次々に作られています。
「何を食べたらこんなの思いつくんだ」と言われるような作品が、毎週のように出てくる。ファンのあいだでは、もはやひとつのジャンルです。
ちなみに、こうしたネタを【速報】という形で毎日のように伝える応援アカウントまで登場していて、堀さんの一挙手一投足がニュースになっています。
なぜ、ここまでネタにされるのか
「寝たか、寝てないか」は、誰でも参加できる
むずかしい知識はいりません。寝ているように見えるか、見えないか。それだけです。誰でも一言ツッコめる話題は、広がるのが速いのです。
本人が、意外と乗ってくる
対談にも出る。1週間ずっと配信もする。コメントにも答える。
ネタにされても表に出つづける人は、多くありません。堀さんがカメラの前に立ち続けたことで、ネタが途切れずに供給されました。
ひとつのネタが、次のネタを呼ぶ
クイヤがあったから、カタカナ警戒が面白い。マイクロスリープがあったから、5秒の睡眠が面白い。前のネタを知っている人ほど、次のネタで笑える。
連続ドラマのように積み重なっていったことが、ひと夏ずっと話題が続いた理由です。
まとめ
- 堀大輔さんは「1日30分睡眠」で知られる実業家。2026年8月の対談動画をきっかけに、ネットの主役になった
- 「クイヤを千葉で見た」「マイクロスリープを10回しただけ」「祖国の敗戦を知った堀大輔」など、ひと夏で多くのミームが生まれた
- 10月になっても合成動画などの新作が作られ続けていて、ミームとしてはまだ現役
出典
- ピンズバNEWS「ショートスリーパー堀氏、激怒動画が200万再生で…」(2026年8月13日)
- Smart FLASH「1日30分睡眠の堀大輔、1週間生配信ですぐ爆睡…」(2026年9月11日)
- Xの投稿(5秒の睡眠、2026年9月11日)
- Xの投稿(合成動画の紹介、2026年10月6日)
最終更新日:2026年10月10日



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