スマホでサイトを見ていたら、急に画面が切り替わって「盗聴を検出しました」。
こんな警告画面が出た、という投稿がXで相次いでいます。結論から言うと、これはニセの警告です。あなたのスマホが本当に盗聴されているわけではありません。ふつうのサイトを見ているだけでも、広告を通して飛ばされることがあります。どんな画面なのか、押してしまったらどうすればいいのかをまとめました。この記事は2026年10月16日時点の情報です。
ざっくり言うと
- 「お使いの機種で盗聴を検出しました」「カメラとマイクが動作しています」などと出る画面は、ニセの警告。
- 「はい、奇妙な音が聞こえます」「いいえ」のボタンや【テストを実行】ボタンで、次の画面へ進ませようとする。
- 画面の中のボタンは押さずに、タブごと閉じるのがいちばん。
- アプリを入れた、お金を払った、という場合は、削除・解約・カード会社への連絡を。
どんな画面?
報告されている画面には、次のような特徴があります。
- 「Androidが、(機種名)で盗聴を検出しました!」など、自分の機種名が出る。
- 「カメラとマイクが動作しています」「誰かが銀行情報や連絡先にアクセスしようとしています」と不安をあおる。
- 「奇妙な音が聞こえますか?」と、はい/いいえで答えさせる。
- 「ファイルチェックを実行してください」と【テストを実行】ボタンを押させる。
- セキュリティ会社のような見た目のこともある。
機種名が出ると本物っぽく見えますが、サイトを開いたときにブラウザが送る情報から読み取っているだけです。盗聴や感染の証拠ではありません。
pixivでも報告、公式が注意を呼びかけ
10月11日ごろから、スマホのブラウザでpixivを見ている最中にこの画面に飛ばされた、という投稿が相次ぎました。pixivは公式Xで、意図しない外部サイトへの移動や不審な広告表示の報告があると説明し、広告配信事業者の切り替えと原因の調査を進めていると発表しました。翌12日未明には、切り替えで対応したと報告しています。
ほかのサイトでも見た、という声がXには上がっています。特定のサイトだけの問題ではないので、どこで出ても同じように対応しましょう。
押すとどうなる?
この画面の先がどこにつながっているかは、はっきり確かめられていません。ただ、同じ種類の「ニセのセキュリティ警告」について、IPA(情報処理推進機構)や国民生活センターは、次のような被害を注意しています。
- 「掃除アプリ」「セキュリティアプリ」などをインストールさせ、毎週・毎年の自動課金(サブスク)に登録させる。
- 表示された番号に電話をかけさせ、有料のサポート契約や、遠隔操作ソフトの導入を迫る(サポート詐欺)。
- 通知の「許可」を押させて、ニセの通知を出し続ける。
画面を見ただけ、ボタンを押しただけで被害が出る、という公的な説明は見当たりません。危ないのは、その先でアプリを入れる、通知を許可する、情報を入力する、お金を払う、電話をかける、という操作をしたときです。
画面が出たときの対処
- 画面の中の「閉じる」「キャンセル」「×」も押さない。押しても次の画面に進むことがある。
- ブラウザのタブごと閉じる。タブのアイコンを長押しして「タブを閉じる」。
- 心配なら、ブラウザの履歴とサイトのデータを消す。
- 表示された番号には電話しない。指示されたアプリも入れない。
iPhone(Safari):「設定」→「アプリ」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」。
Android(Chrome):通知を許可してしまったときは、Chromeの「︙」→「設定」→「通知」から、身に覚えのないサイトの許可を取り消す。
押してしまったときは
- アプリを入れた:アプリを削除する。削除だけでは解約にならないので、Google Playの「定期購入」やiPhoneの「サブスクリプション」から解約する。
- お金を払った:カードならカード会社に、電子マネーなら発行会社にすぐ連絡。画面や利用履歴を残して、警察に相談する。
相談先
- IPA 情報セキュリティ安心相談窓口:03-5978-7509(平日10:00〜17:00)
- 消費者ホットライン:188
- 警察の相談窓口:都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口
まとめ
- スマホに突然出る「盗聴されています」の画面は、ニセの警告。本当に盗聴されているわけではない。
- 画面の中のボタンは押さず、タブごと閉じる。
- アプリを入れた・払った場合は、削除・解約・カード会社や窓口への相談を。



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