「カットパスメーカー」は、透過PNGの画像1枚から、アクリルスタンド・アクリルキーホルダーなどの「カットパス(カット線)」と「白版」を自動で作れる無料のWebツールです。登録不要で、cutpass.pages.devをブラウザで開けばすぐ使えます。画像は自分の端末の中で処理され、サーバーには送られません。
同人グッズを作るとき、地味にいちばん面倒なのがカットパス作り。……それを画像を入れるだけで作ってくれる、という話です。
この記事は2026年10月22日22時時点の情報です。「カットパス 自動生成」「カットパスを自動で作るサイト」「アクキーのカット線を作るツール」と探している人も、たぶんこれです。
ひとことで言うと
- 画像を読み込んで仕上がりサイズ(mm)を入れると、絵柄の輪郭に沿ったカット線と、白インクを刷る範囲(白版)を自動で作る。
- できることは4つ:「カットパス自動作成」「アクリル自動敷き詰め」(複数の絵柄を1シートに並べる)「ステッカー自動敷き詰め」(シール紙1枚に入るだけ並べる)「クリップ用アクリル敷き詰め」。
- 保存は、Illustrator用のZIP(CMYK・レイヤー分け済みの .ai を作るスクリプト入り)か、編集用のSVG。無料・登録不要で、利用規約では作ったデータは私的利用・商用利用のどちらにも使えるとされている。
そもそもカットパスとは?
カットパスは、アクスタやアクキー、ステッカーを作るとき、印刷所に「ここで切ってください」と伝えるための線のこと。ふつうはIllustratorやクリスタで、絵柄のまわりに余白をつけた線を自分で引いて入稿します。透明なアクリルに印刷するときは、色の下に白インクを敷く範囲(白版)も別に用意します。
このツールは、その「余白をとった線を引く」「白版を作る」「シートに並べる」を自動でやってくれます。
使い方(カットパスを自動で作るサイト)
公式の使い方ページと、実際にツールを開いて「サンプルで試す」で確かめた流れです。
- 1. 画像を選ぶ:カットパス自動作成を開き、画像をドロップするか「画像を選ぶ」。透過PNGがおすすめで、1枚50MBまで。
- 2. サイズを決める:仕上がりの縦か横をmmで入れると、もう片方は縦横比に合わせて自動で決まる。サンプル画像では「カット外寸 65.23×63mm・解像度 376dpi」のように、面積と解像度もその場で出る。
- 3. カット線を調整:「絵柄からの余白」(初期値2.5mm。多くの印刷所が2mm以上、CORNERは2.5mm以上を求めるため)、「角の丸み」、白版の「内側オフセット」を変えると、プレビューがその場で変わる。チェーン穴をつける設定や、「3Dで見る」で厚みやサイズ感を確かめる機能もある。
- 4. 保存:「保存」→「Illustrator用ZIPを保存」。ZIPを展開し、Illustratorの「ファイル → スクリプト → その他のスクリプト…」から script.jsx を選ぶと、カットライン・デザイン・白版の3レイヤーに分かれた print-data.ai ができる(ダブルクリックでは動かない)。
- 5. 入稿:注文先の公式テンプレートに、3つのレイヤーの中身を原寸のまま移して保存する。
Illustratorを持っていない場合は、SVGで保存してほかのソフトで仕上げる方法も案内されています。英語・韓国語・繁体字中国語の画面もあります。
注意すること
- 作られるのは「仕上げ前の中間データ」。入稿前に、寸法・カット線・白版・色・形式が注文先の最新の条件に合っているか、自分で開いて確かめる(利用規約にもそう書かれている)。
- 読み込んだ画像の権利は自分で確保する(他人の絵を勝手にグッズにしない)。
- 作ったグッズの安全性(尖った角、部品の誤飲など)は、作る人が確かめる。
- 印刷所との提携はない、非公式のツール。
なぜ話題?Xの反応
開発者のれとるときゃりー(@retoruto_carry)さんは、10月17日に「カットパス作成ツール・自動敷き詰めツール、需要ある?あるなら配布しよかな」と投稿して約4,400いいね。翌18日に「需要あるので作ってる」(約3,700いいね)と予告し、10月22日21時14分に「カットパスを自動で作るツールを作りました 無料&登録不要です!」と公開しました。公開から約1時間で約620いいね・約730ブックマーク・1.9万表示と、いいねよりブックマークが多いのが「あとで使う」ツールらしいところです。
アクスタ・アクキーを自作する人にとって、カット線と白版づくりは毎回の手間。「ずっと欲しかった」タイプのツールが、予告から5日で無料公開されたことで一気に広まっています。
作った人
作者は、れとるときゃりー(@retoruto_carry)さん。画像を貼るだけで個人サイトが作れるサービス「ピクページ」も開発している個人の開発者です。
まとめ
- 「カットパスメーカー」は、画像1枚からアクスタ・アクキーのカット線(カットパス)と白版を自動で作る無料ツール。登録不要、画像は端末の中だけで処理。
- 余白・角の丸み・白版・チェーン穴を調整でき、アクリルやステッカーの自動敷き詰めにも対応。
- 保存はIllustrator用ZIP(.aiを作るスクリプト入り)かSVG。入稿前の確認は自分で。
次に読む:同じく「あったら便利」な個人制作のWebツールなら、部屋の見取り図をサッと作れる「TRPG室内図メーカー」もどうぞ。


コメント