「アフターヌーンティーが好きな奴って、シーシャバーに行ってる自分が麻辣湯なだけだろ」。
読んだ瞬間、わかった気がする。2秒後、何もわかっていないことに気づく。2026年10月11日、この一文がXで6万いいねを超えました。どういう意味なのか、広がりはじめたばかりの構文、なぜウケたのかを解説します。
元ネタ:10月11日の投稿
投稿されたのは、10月11日の夕方5時前。翌12日の午前1時の時点で、いいねは6万2千です。
投稿した本人は、あとから返信らんで「俺って麻辣湯だったんだ…」とつぶやいています。本人にも、よくわかっていないようです。
どういう意味?
先に言うと、意味はありません。ただし、「元の形」はあります。
ネットでよく見る、こんな言い回し。
- 「〇〇が好きな奴って、〇〇してる自分が好きなだけだろ」
たとえば「カフェで勉強する奴って、カフェで勉強してる自分が好きなだけだろ」。本当にそれが好きなのではなく、それをしている自分に酔っているだけ、という、よくあるツッコミです。
今回の投稿は、この型にそっています。ところが、最後の「好き」があるはずの場所に、「麻辣湯」が入っている。
- 元の型:アフターヌーンティーが好きな奴って、アフターヌーンティーに行ってる自分が好きなだけだろ
- 今回:アフターヌーンティーが好きな奴って、シーシャバーに行ってる自分が麻辣湯なだけだろ
途中から、別の流行りものにすりかわっています。リプライでも、「好きと麻辣湯の位置を間違えたんだよな」という指摘がありました。
何が面白い?
- 型だけで、意味が伝わる。文としてはこわれているのに、「おしゃれな流行りものが好きな人を、まとめてからかっている」ことは、なぜか伝わる
- 3つの単語の、選び方。アフタヌーンティー、シーシャ、麻辣湯。どれも、写真を撮ってSNSにのせたくなるもの。同じ棚にならんでいる感じがする
- 「自分が麻辣湯」という状態。人は麻辣湯にはなれない。なのに、「麻辣湯なだけ」と、軽くあつかわれている
- 悪口になりきっていない。意地悪を言おうとして、とちゅうで文がこわれた。だから、だれも傷つかない
引用でも、「日本語の奥深さ。これで言いたいことが伝わる」「全部入れかえても通用する文だ」という感想が出ていました。
さっそく、構文化する
単語を入れかえた投稿が、もう出はじめています。
こちらは、中身を数年前の流行りものに入れかえたパターン。
タピオカ、電球ソーダ、チーズドッグ。同じ「流行りもの3点セット」でも、時代がずれるとなんかおもろい
使い方
型は、こうです。
- Aが好きな奴って、Bしてる自分がCなだけだろ
A・B・Cに、同じ「界隈」の流行りものを3つ入れます。ポイントは、Cを名詞にすること。「好き」と書きたくなるところを、ぐっとこらえること。
- サウナが好きな奴って、キャンプしてる自分がクラフトビールなだけだろ
- 観葉植物が好きな奴って、レコード聞いてる自分がスパイスカレーなだけだろ
さあ、皆さんも真似してバズりに乗ってみましょう。
なぜ流行りそう?
- 入れかえるだけで作れる。3つの単語を選ぶだけなので、だれでも参加できる
- 元の言い回しを、みんなが知っている。「〇〇してる自分が好きなだけ」は、見あきるほど見た型。だから、こわれたときに気づける
- 界隈ごとに作れる。どの趣味にも「流行りもの3点セット」があるので、ネタがつきない
定番の型として残るかどうかは、ここ数日の広がりしだいです。動きがあれば、この記事に追記します。
まとめ
- 元ネタは、2026年10月11日のXの投稿。半日あまりで6万いいねを超えた
- 「〇〇してる自分が好きなだけだろ」という型の、「好き」が「麻辣湯」にすりかわっている
- 意味はない。それでも言いたいことが伝わるのが、面白さ
(この記事は2026年10月12日午前1時の時点の情報です。広がりはじめの話題のため、数字や使われ方は変わる可能性があります。)


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