歌っているのは、人間ではありません。作ったのは、プロとは限りません。それでも、何百万回も聞かれる曲が生まれています。
ひとことで言うと
歌声を合成するソフト(ボーカロイドなど)で作られた曲と、それを作る人・聞く人たちのこと。
いちばん有名なのは、初音ミク。歌詞とメロディを入力すると、歌ってくれます。
どんな人たち?
- ボカロP:曲を作る人。「P」はプロデューサーの意味
- 絵師・動画師:曲に合わせて、イラストや映像を作る人
- 歌い手・踊り手:曲を歌ったり、振り付けをつけて踊ったりする人
- リスナー:聞く人。コメントやタグで、曲を広める役でもある
公式が新曲を出すのではなく、ひとりひとりが作って発表する。だから、探すための目印が大事になります。
成り立ち
初音ミクが発売されたのは、2007年8月31日。動画サイトのニコニコ動画に、ミクが歌う曲がつぎつぎと投稿されました。
だれかが曲を作る。別のだれかが絵をつける。また別のだれかが歌う、踊る。ひとつの曲から作品が広がっていく楽しさが、この界隈を大きくしました。
「ボカロP」という呼び名は、動画のコメントで付けられた名前を、作者がそのまま名乗ったのが始まりとされています。
名付けられた本人の振り返りです。
界隈のお約束
- 作った人の名前を出す。曲を紹介するときは、ボカロPの名前を添える。
- 二次創作は、決まりを見てから。キャラクターや曲には、それぞれ利用のガイドラインがある。
- ほかの曲とくらべて下げない。「あの曲のほうがいい」という言い方は嫌われる。
- 「人間が歌ったほうがいい」と言わない。歌い手の歌が好きでも、もとの曲への敬意は忘れない。
よく出る言葉
- ボカロ:ボーカロイドの略。歌声合成ソフト全体を指すことも多い
- ボカロP:ボカロ曲を作る人
- P名:ボカロPとしての名前。リスナーが名付けることもある
- 調声:歌声を、自然に聞こえるよう調整すること
- 殿堂入り:動画の再生回数が、10万回を超えること
- 本家:もとの曲、もとの動画
外から見ると
「機械の歌」と聞くと、冷たい印象を持つかもしれません。実際は、人の手がいちばんかかっている音楽のひとつです。
いま活躍している歌手や作曲家の中にも、この界隈の出身者がたくさんいます。
まとめ
- 歌声合成ソフトで作られた曲と、それを作る人・聞く人たち
- 2007年の初音ミクの発売と、動画サイトへの投稿から広まった
- お約束は、作った人の名前を出す・二次創作は決まりを見る・ほかとくらべて下げない
(この記事は2026年10月時点の使われ方をもとにしています。)



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