お店では売っていない本を、何万人もの人が、朝から並んで買いに来ます。
ひとことで言うと
自分で作った本やグッズ、ゲーム、音楽などを、自分で発表する人たちと、その読者のこと。
会社を通さず、自分のお金と手間で作るのが「同人」です。漫画や小説が中心ですが、中身は何でもあり。
どんなことをする?
- 本を作る:漫画、小説、イラスト集、評論など。印刷所に頼んで本にする
- 即売会に出る:机ひとつ分のスペースを借りて、自分で売る
- 買いに行く:お目当てのサークルをまわる
- 通販・電子版:会場に行けない人のために、あとから売ることもある
会場では、プロもアマチュアも、同じ「参加者」です。
成り立ち
「同人」は、もともと同じ趣味を持つ仲間のこと。仲間で作る雑誌を「同人誌」と呼びました。
いちばん大きな即売会「コミックマーケット(コミケ)」は、1975年に始まりました。最初は小さな集まりでしたが、いまは数十万人が参加する巨大なイベントです。
既存の作品をもとに描く「二次創作」も、自分で考えた「オリジナル(一次創作)」も、同じ場所に並びます。
界隈のお約束
- 全員が「参加者」。売る人も買う人も、お客さまではない。一緒にイベントを作る仲間、という考え方。
- おつりが出ないように。小銭や千円札を用意していく。
- 徹夜で並ばない、走らない。会場と近所に、迷惑をかけない。
- 二次創作は、原作の決まりを見る。作品ごとに、やっていいことの範囲が決められている。
- 苦手なものは、自分でよける。注意書きを読み、合わないものは見ない。作者に文句を言わない。
- 公式や本人に見せに行かない。二次創作は、ファンどうしで楽しむもの。
よく出る言葉
- サークル:本を作って出す、個人やグループ
- 即売会:同人誌を、作った人が直接売るイベント
- スペース:会場で、サークルに割り当てられる場所
- 頒布:同人誌を売ること。商売ではない、という気持ちをこめた言い方
- 新刊・既刊:新しく出す本と、前に出した本
- 壁サークル:人気があり、列ができるため、壁ぎわに置かれるサークル
- 二次創作:既存の作品をもとにした創作
- 解釈違い:自分のイメージと違うこと。くわしくはこちら
外から見ると
「同人誌」と聞くと、特定のジャンルを思いうかべる人もいるかもしれません。実際は、鉄道の研究から料理のレシピまで、あらゆる「好き」が本になっています。
ここから、プロの漫画家や作家になった人も、数えきれません。
まとめ
- 自分で作った本や作品を、自分で発表する人たちと、その読者
- コミックマーケットは1975年に始まり、巨大なイベントに
- お約束は、全員が参加者・原作の決まりを見る・苦手なものは自分でよける
(この記事は2026年10月時点の使われ方をもとにしています。)



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