【元ネタ】宇宙忍者ゴームズって何?ファンタスティック・フォーとは違うの?まとめて解説

宇宙忍者ゴームズ 元ネタ解説 ネットミーム

宇宙が舞台というわけでもなく、忍者も出てこない。

それなのにタイトルは『宇宙忍者ゴームズ』。しかもその正体は、いま映画で世界を救っているアベンジャーズのメンバーです。昭和の日本が生んだ、伝説の「自由すぎる吹き替えアニメ」をまとめて解説します。

宇宙忍者ゴームズの正体は「ファンタスティック・フォー」

『宇宙忍者ゴームズ』とは、マーベル・コミック『ファンタスティック・フォー』のアニメを、日本語に吹き替えた番組です。

元になったのは、『チキチキマシン猛レース』などで知られるハンナ・バーベラ・プロダクションが作ったアニメ『The Fantastic Four』。アメリカでは1967年から68年に放送され、日本では1969年8月18日から、NETテレビ(いまのテレビ朝日)で放送されました。

タイトルの「ゴームズ」は、リーダーの手足がゴムのように伸び縮みすることに由来するとされています。ゴムだからゴームズ(ゴムなのはリーダーだけですが…)。「宇宙忍者」がどこから来たのかは…誰もわかりません。

何が面白いの?原作改変でもうメチャクチャ

この番組が半世紀以上たっても語り継がれている最大の理由は、日本語版のネーミングセンスです。

まず主人公の4人。

  • ゴームズ(ミスター・ファンタスティック):体がゴムのように伸びるリーダー。天才的科学者でもある。
  • スージー(インビジブル・ウーマン):透明になれる。ゴームズのパートナー。
  • ファイヤーボーイ(ヒューマン・トーチ):体が炎になる。スージーの弟。
  • ガンロック(ザ・シング):岩の体を持つ怪力男。掛け声は「ムッシュムラムラ」

ここまではまだ分かります。まだ。本番は敵キャラクターです。

  • 悪魔博士(ドクター・ドゥーム):ゴームズ最大の宿敵。なぜか名古屋弁でしゃべる
  • テッカーメン(ギャラクタス):星を食べる宇宙規模の存在(コズミック・ビーイング)。威厳のかけらもない名前に。
  • シルバーサーフィン(シルバーサーファー):それは人ではなく競技の名前では?
  • デッカチー(ウォッチャー):宇宙を見守る高次の存在。「頭でっかち」からか…?
  • ハゲチャビーン博士(レッド・ゴースト):誹謗中傷やめてください
  • アツカマシー、ハラーグロ、ワリーダ:居酒屋で考えただろ

原作では神話のような威厳を持つキャラクターたちが、小学生のあだ名のような名前で呼ばれている。いい時代でしたね。

声優陣も独特で、敵役には当時の人気コメディアンたちが起用されました。吹き替えの演出を担当した高桑慎一郎さんが、個性的な俳優を好んで起用したためとされています。悪魔博士の名古屋弁も、ガンロックのムッシュムラムラも、その流れで生まれたものです。

なぜ今また話題?映画で「本家」が大活躍しているから

ゴームズが再び注目されているのは、ファンタスティック・フォーが実写映画の中心に来ているからです。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年)

2025年7月25日に日米同時公開。リーダーをペドロ・パスカルが演じ、敵として立ちはだかったのは、惑星を食い尽くす宇宙神ギャラクタスと、その使者シルバーサーファーでした。

ゴームズを知る人からすると、これは「テッカーメンとシルバーサーフィンが実写になった」ということです。予告編の重々しいナレーションを聞きながら、頭の中で「テッカーメン……」と変換してしまった人は少なくないはず。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』(2026年12月18日公開)

そして次は、宿敵ドクター・ドゥームが最大の敵として登場する『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』。ドゥームを演じるのはロバート・ダウニー・Jr.で、ファンタスティック・フォーの俳優たちの出演も発表されています。

つまりゴームズ的に言えば、「悪魔博士とゴームズたちの因縁の対決が、世界最大級の映画で描かれる」わけです。1969年に名古屋弁でやり合っていた相手と、57年後にスクリーンで再戦。壮大な話になりました。

観たくても観られない「幻の番組」

ここまで読んで「観てみたい」と思った人に、残念なお知らせです。

『宇宙忍者ゴームズ』は、映像ソフトになっておらず、公式の配信もありません。権利関係が複雑なためとされていて、日本のカートゥーンネットワークでの再放送も2015年が最後でした。主題歌もレコードになっていません。

正規の方法ではほぼ観られないのに、名前と台詞だけがネットで語り継がれている。この「幻」っぷりも、ミームとして長生きしている理由のひとつです。

今後のサブスク追加に期待です。

まとめ

  • 宇宙忍者ゴームズは、マーベルのアニメ『ファンタスティック・フォー』の日本語吹き替え版。1969年8月放送開始
  • キャラクター名が自由すぎる(テッカーメン、ハゲチャビーン博士など)うえに、悪役が名古屋弁でしゃべる
  • 2025年の『ファースト・ステップ』、2026年12月の『ドゥームズデイ』で本家が注目され、再び話題になっている
  • ソフト化も配信もされていない「幻の番組」

出典

最終更新日:2026年10月10日

コメント

タイトルとURLをコピーしました