「プレラ」とは?すべあな界隈の投稿イベント「プレミアラッシュ」の意味と歴史、楽しみ方

プレラ 用語解説

意味

すべあな界隈で、たくさんの作り手がつぎつぎに新曲を公開する投稿イベントのこと。「プレミアラッシュ」の略です。

YouTubeの「プレミア公開」(決まった時刻に、みんなで同時に見られる公開のしかた)を使って、模倣曲などを時間をずらしながら連続で公開します。リスナーは、次から次へと始まる新曲を、はしごするように聞いていきます。

お祭りの屋台を、ぜんぶ回る感覚に近いかもしれません。屋台が全部、黒い背景に白い文字ですが。

ひとことで言うと

たとえるなら、「新曲が数分おきに初演される、ネットの音楽フェス」です。

  • 2020年夏に始まった、すべあな界隈の名物イベント
  • いまは有志の「定期プレラ運営委員会」が、年3回ほど開いている
  • 季節の名前をつけて「端午プレラ」「晩夏プレラ」「年末プレラ」などと呼ぶ
  • カウントダウン画面に「親」とコメントするのが、おなじみの合図
  • 主催者がいないのに投稿が重なって起きる「自然発生プレラ」もある

つまり、本家の新曲を待つあいだの時間を、模倣たちがみんなでお祭りに変えたイベントです。

使い方

  • 「明日は晩夏プレラ。DTMは休んで寝る」
  • 「年末プレラに向けて、模倣曲を仕上げ中」
  • 「プレラの日は、夕方から夜中までYouTubeに張りつき」

季節や時期をつけて「春プレラ」「晩夏プレラ」「年末プレラ」「端午プレラ」のように呼びます。うしろの数字は「何世代目か」を表していて、参加する曲の告知には「#年末プレラ3」のようなハッシュタグがつきます。

ちなみに、アイドルのライブや万年筆の名前にも「プレラ」があります。検索するときは、言葉の組み合わせにご注意を。

成り立ち

名前は、YouTubeのプレミア公開を「ラッシュ」のように連続させることから。定期プレラの公式サイトによると、最初の開催は2020年夏です。「2020年夏〜2021年春」を第1世代とし、そこから数字が増えていく数え方になっています。

2023年からは、有志の「定期プレラ運営委員会」が運営を引きつぎました。公式サイトでは、運営メンバー9名、技術担当4名が活動していると紹介されています(2026年10月時点)。

定期プレラの年表

公式サイトの過去開催の一覧(2021年12月以降)と案内をもとにまとめると、こうなります。

  • 2020年夏:最初のプレラ(第1世代の始まり)
  • 2021年12月30日:年末プレラ2(これより前の詳しい記録は残っていないとされる)
  • 2022年2月26〜27日:立春プレラ2
  • 2022年8月27〜28日:晩夏プレラ3
  • 2022年12月30〜31日:年末プレラ3
  • 2023年3月30日〜4月2日:清明プレラ3
  • 2023年9月9〜10日:晩夏プレラ4
  • 2026年8月下旬:晩夏プレラ7(3日間)
  • 次回:年末プレラ7(2026年12月ごろ)または新春プレラ7(2027年1月ごろ)の予定

いまは、端午(5月ごろ)、晩夏(8〜9月ごろ)、年末(12月)または新春(翌1月)の、年3回が基本です。模倣曲でない動画でも参加でき、同じ日に「クソ動画投稿祭」というおまけの企画が開かれることもあります。

自然発生プレラ

いっぽう、主催者がいないのに、たまたま投稿の時期が重なって起きたものは「自然発生プレラ」と呼ばれます。誰も呼んでいないのに、気づけばお祭りになっている。界隈の熱量がよくわかる言葉です。

プレラの楽しみ方

  • タイムテーブルを確認する:どの模倣の曲が何時に始まるか、事前に発表される
  • カウントダウンを待つ:プレミア公開の待機画面で、始まるのをみんなで待つ。ここで「親」とコメントするのがお約束
  • コメント欄で反応する:公開と同時に、感想や「何の模倣か」の考察が流れる
  • はしごする:1曲が終わったら、次の模倣のプレミアへ
  • 暗号を解く:曲に仕込まれた暗号を、リスナー同士で解き合う
  • あとから一気見:見のがした人は、再生リストでまとめて聞く

「親」は、「親の顔より見たカウントダウン」の略とされています。プレラの日は、本当に親の顔より長くカウントダウンを見ることになります。

あまりに夢中になりすぎて、こんな声も。

作り手にとっては、ひとりで投稿するより多くの人に聞いてもらえるチャンス。聞き手にとっては、新曲がいっぺんに届くごほうびの日。どちらにもうれしいのが、プレラが何年も続いている理由でしょう。

ほかにもある「みんなで公開」のイベント

すべあな界隈には、プレラのほかにも、みんなで作品を出し合うイベントがあります。

  • カウントダウンメドレー:模倣の交流団体「Imitate Community(イミコミュ)」が年末に開くイベント。2025年版は12月29〜31日に開かれ、メドレーには史上最多の26名が参加
  • 人気投票やアレンジ企画:イミコミュが開いてきた、界隈の名物企画
  • Scratchのプレラ:プログラミング学習サイトScratchの模倣の界隈でも、同じ名前のイベントが開かれている(プレミア公開がないので、作品を直接投稿する形)

どこで使う?

すべあな界隈の告知や、Xでの感想で使います。定期プレラには公式サイトとX・YouTubeのアカウントがあり、開催日やタイムテーブルはそこで発表されます。

プレラのあるある

  • タイムテーブルを見て、寝る時間をあきらめる
  • 推しの模倣の出番に合わせて、アラームをかける
  • カウントダウン中のコメント欄が「親」で埋まる
  • プレラの翌日、耳に四つ打ちが残っている

まとめ

  • プレラは「プレミアラッシュ」の略。模倣曲をつぎつぎにプレミア公開する投稿イベント
  • 2020年夏に始まり、2023年からは定期プレラ運営委員会が年3回ほど開いている
  • たまたま重なる「自然発生プレラ」もある。カウントダウンには「親」

すべあな界隈の文化そのものは「すべあな界隈」の記事にまとめています。

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出典

(この記事は2026年10月20日時点の情報です。)

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