『8236分の1』(8,236分の1)は、2025年に日本で生まれたサラブレッド8,236頭のうちの1頭として生まれ、競走馬としての一生をたどる無料のブラウザゲームです。牧場も血統も選べず、セリ、デビュー、レース、引退、その後まで、ボタンひとつで「自分の馬」の生涯が流れていきます。8236.tokuzawat.comで、登録なし・スマホでもすぐ遊べます。
作ったのは、地方競馬や一口馬主として馬を持っている徳澤泰明さん(@thisistokuzawat)。2026年10月17日20時半ごろに「巷で流行っているあのゲームを参考に作ってみました」と紹介したポストが、10月18日0時の時点で約26万表示・2,700いいね。作者によると、公開から1時間で15万回以上遊ばれたそうです。
……「あのゲーム」とは、もちろん『80億分の1』。今度は人間ではなく、馬です。
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どこで遊べる?
- 公式ページ:8236分の1(8236.tokuzawat.com)。無料、アプリのダウンロード不要。スマホ・PCどちらでも。
- 作者のゲームシリーズ「ミニゲーム放牧地」の第10弾。
- 作者の紹介ポストでは「競争馬」と書かれていますが、ゲームの中身は競走馬です(どちらで検索しても、これのことです)。
遊び方(競走馬に生まれて一生を見届けるゲーム)
- ① 馬名と馬主名を入れる。馬名はカタカナ2〜9文字(実在の馬と同じでも関係なし)、馬主名は12文字まで。ほかの人がすでに付けた馬名は使えません。
- ② 「この名前で生まれる」を押す。産地(日高・胆振など)、牧場、毛色、父(種牡馬)と母が決まります。父は「GⅠ馬を何頭も出している人気種牡馬」「地方での活躍が目立つ種牡馬」などのタイプで表示。
- ③ あとは見守るだけ。当歳・1歳のセリ、2歳のトレーニングセール、牧場での相対取引などで馬主が決まり(セリで買い手がつかない「主取り」もある)、育成牧場→競走馬登録→中央(美浦・栗東)か地方(大井・園田・門別など)でデビュー、と一生が日付つきで流れていきます。「早送り」もあります。
- ④ 結果カードを保存する。最後に「生涯成績・獲得賞金・歩んだ道・記録の最後」と、「約〇頭に1頭の一生」が出ます。カードは画像で保存でき、獲得賞金はみんなのランキング(トップ100)に載ります。
結果カードはこんな感じ。作者の1頭は「中央→地方・勝ち上がり」「20戦1勝・約92万円」で、約33頭に1頭の一生でした。
注意:馬名・馬主名はランキングで公開されます。ゲーム側も「本名・メールアドレス・電話番号を入れないで」と呼びかけているので、ニックネームで遊びましょう。
どんな一生がある?(記録の最後)
ゲームのプログラムを見ると、馬の一生の終わり方はかなり細かく分かれています。
- 種牡馬・繁殖牝馬になる(活躍した馬は種牡馬・繁殖牝馬に。牝馬は競走馬にならず、生まれた牧場で母になる道も)
- 乗馬になる(乗馬クラブの乗用馬、馬術競技の競技馬、ホースセラピーの馬、観光牧場のふれあい馬、引退馬を支援する牧場の馬など)
- 研究馬になる(馬の医療や飼養の研究に協力)
- 海外へ
- 行き先の記録なし(「その後の行き先は、記録に残っていない」)
- 競走馬にならない(育成中のけが、能力不足で登録されないなど)
- レース中の故障で亡くなる
億を稼いでランキング1位になったのに、最後は「行き先の記録なし」……という報告もXに出ていました。ゲームの言葉を借りれば、どの道になるかは選べません。
数字の元はほんもののデータ
このゲームが「ただのガチャ」で終わらないのは、確率が実際の統計をもとにしているから。ゲーム内の「データの出どころ」によると、農林水産省の資料「馬産地をめぐる情勢」(令和8年6月)などを使っています。
- 2025年に生まれたサラブレッドは8,236頭(タイトルの数字)。産地は日高が約79%、胆振が約19%。
- トップ画面の行き先:中央競馬へ60.5%/地方競馬へ26.8%/競走馬にならず12.7%(2023年生まれ7,798頭のうち、競走馬登録は6,808頭)。
- 中央でデビューした馬の勝ち上がり率は約32%。
- GⅠ馬は1世代で約15〜20頭になるよう調整(重賞・GⅠの頭数はレース数からの推計)。
- 引退後の行き先の割合は、2025年に登録を抹消された10,936頭の事由がもと。
地方競馬の賞金や引退後の年数などは「ゲーム用の概算」とのこと。登場する馬名・人名・牧場はすべて架空で、JRA・地方競馬全国協会とは関係のない非公式のファンメイド作品です(重賞の名前だけは実在のレース名)。
なぜハマる?
1. 「1/8236」の重み。GⅠを勝てるのは1世代でほんのひと握り。「約〇頭に1頭の一生」と出ると、ふつうの成績でも妙にいとおしくなります。
2. 競馬を知らなくても読める。セリ、主取り、勝ち上がり、地方移籍……知らない言葉でも、一生の物語として流れていくので分かります。競馬ファンは「あるある」で、知らない人は「馬ってこうなるんだ」で楽しめる作り。
3. 名前を付けた馬だから気になる。自分で付けた名前で生まれるので、20戦1勝でも、乗馬クラブで長生きしても、つい結果カードをシェアしたくなります。
Xの反応
「#8236分の1」で結果カードを貼る人が続々。「競走馬としてはともかく、馬生としてはなかなかいい過ごし方」というツッコミや、ランキング上位なのに行方が分からなくなって「現実すぎる」と嘆く声などが出ています。
結果を保存しそびれた人からは「馬名から見返せないか」という問い合わせも。作者は「検索から結果を見る機能も設けておけば良かった」と返信していました。結果カードは、その場で保存しておくのがおすすめです。
作った人
作者の徳澤泰明さんは、地方競馬の馬主や一口馬主として実際に馬を持っている人。ミニゲームを作って公開する「ミニゲーム放牧地」というシリーズを続けていて、この『8236分の1』が第10弾です。馬を持つ側の人が作っているので、セリや主取り、引退後の行き先の書き方がやけにリアルなのも納得です。
ちなみに「〇〇分の1」系のゲームは、ほかにも日本版の『1億2380万分の1』などが出ています。気になる人は『1億2380万分の1』の記事もどうぞ。
▶ ほかにも話題の個人制作ゲームを 「今話題のインディーズゲームまとめ」 にまとめています。
まとめ
- 『8236分の1』は、2025年生まれのサラブレッド8,236頭の1頭として生まれ、競走馬の一生をたどる無料ゲーム。公開1時間で15万回以上遊ばれた。
- セリ→デビュー→レース→引退→その後まで自動で進み、最後に「約〇頭に1頭の一生」の結果カードが出る。確率は農水省の資料などの実データがもと。
- 馬名・馬主名はランキングで公開されるので、本名は入れないこと。作者は馬主の徳澤泰明さん。
次に読む:世界の誰かとして生まれる元祖『80億分の1』もどうぞ。
出典
- 徳澤泰明さんのX投稿(2026年10月17日)
- 同・「公開後1時間で15万回以上」の投稿
- 8236分の1(ゲーム本体。「データの出どころ」、一生の分かれ方はゲームのプログラムで確認)
- 農林水産省 畜産局 競馬監督課「馬産地をめぐる情勢」(令和8年6月。ゲーム内の記載による)
- サムネイルの画像:@thisistokuzawat さんのX投稿より



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