「TRPG室内図メーカー」とは?見取り図を無料で作れるツール。使い方・テンプレート61種・GM用/PL用・クレジット【マップツクリとの違い】

TRPG室内図メーカー バズ全般

「TRPG室内図メーカー」は、TRPGの探索シーンで使う部屋の見取り図(間取り図)を、ブラウザだけで無料で作れるツールです。洋館・病院・廃病院・ホテルなど61種類のテンプレートから始めて、部屋・ドア・窓・家具を置き、GM用とPL用の画像(PNG)を別々に書き出せるのが特徴。登録なしで kumachansteps.github.io/trpg-web-tools/tools/indoor-map-maker/ から使えます。

作ったのは、TRPG向けの便利ツールを集めたサイト「TRPG WEBツール観測所」のくま。(@KumachanSteps)さん。2026年10月21日朝に「大幅アップデートして、ついに公開」と投稿し、同日16時までに1,800いいね・1,800ブックマークを超えました。いいねとほぼ同じ数だけブックマークされている、「あとで使う」系のバズり方です。

この記事は2026年10月21日16時時点の情報です。「TRPGのマップを作るツール」「クトゥルフの見取り図を作るサイト」「ココフォリア用の間取り図を無料で」と探している人向けに、使い方と、前日に話題になった「マップツクリ」との違いをまとめます。

ひとことで言うと

「GMだけが知っている隠し部屋」まで描き分けられる、TRPG専用の間取り図エディタです。

ふつうの間取り図アプリとちがうのは、PL(プレイヤー)に見せる地図と、GM(KP)が持っておく地図を1枚のデータから作れるところ。隠し扉や手がかりの家具をGM専用にしておけば、PL用に書き出した画像からは消えます。

  • 料金:無料、登録なし(ブラウザで動く)
  • テンプレート:61種類(1LDKアパート〜洋館・廃病院・地下迷宮・月面研究基地まで)
  • 書き出し:PNG画像(GM用/PL用)。1マス=0.5m、コマ用の方眼も入れられる
  • 家具・小物:約370種類(名前や #タグ で検索)
  • 言語:日本語・英語・韓国語・繁体字中国語
  • 保存:ブラウザに自動保存、ファイル(.trpgmap.json)にも保存できる
  • バージョン:v1.14(2026年10月20日)

使い方(5ステップ)

ツールの「使い方」に書かれている手順を、実際に触って確かめた順番で並べます。

  • ① テンプレートを選ぶ:上の「テンプレート」から間取りを選ぶか、「新規」で白紙から。読み込むときに「家具なし(間取りだけ)」「隠し手がかり入り」も選べる
  • ② 部屋を置く:左の「部屋」(LDK・和室・病室・儀式の間・独房・洞窟・駅ホームなど)を選んでキャンバスをドラッグ。となり合う部屋の間には内壁、外側には外壁が自動でつく
  • ③ ドア・窓をつける:壁に近づけると吸い付く。ドアはカーソルのある側に開く
  • ④ 家具・小物を置く:壁の近くでは背中を壁に向けてぴったり付く。右のパネルで名前・大きさ・向き・色を変えられる
  • ⑤ 「画像を書き出す」でPNGを保存。ココフォリアなどのマップ画像にそのまま使える

試しに「洋館(地下1階・2階建て・屋外)」を読み込むと、B1・1F・2F・屋外の4フロアが一度にでき、画面下のボタンで階を切りかえられました。「GM表示」「PL表示」のボタンで、見え方もその場で確かめられます。

ショートカットも多く、B=部屋、D=ドア、N=窓、R=回転、Ctrl+Z=元に戻す、G=グリッド、P=GM/PL表示の切りかえ、C=隠し手がかりの表示切りかえ、など。PCでの作業が速いです。

GM用とPL用を分けられる仕組み

TRPGで地図を作るとき地味にめんどうなのが、「PLに見せていい部分だけの地図」を別に用意すること。このツールでは3つの方法で隠せます。

  • GM専用:家具や隠し扉をGM専用にすると、PL表示とPL用の書き出しに出ない。部屋ごとGM専用にすると、壁の枠だけ見えて中は灰色で伏せられる
  • PL向けの名前:部屋ごとに別名をつけられる(例:GMには「隠し部屋」、PLには「???」)
  • 隠し手がかり:虫めがねの印の家具・文字は、右上の「隠し手がかり ON/OFF」で出し入れ。部屋の中は見せつつ、手がかりだけ伏せておける

ほかに、GMメモ(画像には出ない)、部屋の広さの表示(帖・㎡・寸法)、下の階をうっすら表示、外観の階で屋根を外して中を見せる「内観表示」もあります。

ちなみに、テンプレートの「隠し手がかり入り」には、探索者向けの手がかりがもう置いてあります。クトゥルフ神話TRPGの〈目星〉〈図書館〉のような技能名が書かれたものもあり、そのままシナリオの下書きに使えそうです。

テンプレート61種類の一例

テンプレートは「住宅・邸宅」「宿泊・飲食」「医療・研究」「廃墟・事件・ホラー」「SF・ファンタジー・特殊」など13のジャンルに分かれています(いずれも実在の建物を再現したものではない、とツール内に注記あり)。

  • 住まい:1LDKアパート、2LDKマンション、一戸建て、洋館、タワーマンション、古民家(農家)
  • ホラー向き:廃病院(B1〜2F)、廃屋、廃ビル、事件現場(1LDK)、教会(地下納骨堂つき)、地下シェルター/防空壕
  • 街の施設:ホテル、病院、学校、警察署、図書館、ファミリーレストラン、コンビニ、地下鉄駅、立体駐車場
  • ファンタジー・SF:冒険者の宿(酒場)、城(地下牢つき)、地下迷宮、魔法使いの塔、調査船(宇宙船)、月面研究基地
  • 和風・自然:忍者屋敷、山あいの神社、武家屋敷と日本庭園、洞窟、川沿いのキャンプ場

表示スタイルも「カラー」「モノクロ図面」「ブループリント」「古びた図面」「ホラー調査」から選べるので、同じ間取りでもシナリオの雰囲気に合わせて変えられます。

作った見取り図は自由に使っていい?(利用ルール)

ツールの「利用ルール」によると、作った見取り図(書き出した画像・マップデータ)は無料で使えます。

  • 申請・報告なしでOK:個人や身内でのセッション、自作のシナリオ・ゲーム・小説などでの使用(ココフォリアのルームデータや配布ZIPへの収録も含む)、画像の加工
  • クレジットが必要:個人利用の範囲を超えるとき(配信・動画、シナリオやゲームの頒布・販売、Webでの公開など)は「TRPG室内図メーカー / くま。TRPG WEBツール観測所」と書く(概要欄・奥付・Readmeなどでよい)
  • ダメなこと:書き出した画像そのものをマップ素材として二次配布・販売する(素材集への収録を含む)、自作だと言う、ツールの無断複製・転載

配信で使う人は、クレジットだけ忘れずに。ツール内の「クレジットをコピー」ボタンで文面をコピーできます。

「マップツクリ」との違い

前日の10月20日には、別の作者による無料ツール「マップツクリ」(pictSQUARE)が電ファミニコゲーマーで紹介され、紹介ポストが1.3万いいねを超えていました。どちらもTRPG用の見取り図を作るツールなので、ちがいをざっくり並べます。

  • TRPG室内図メーカー:テンプレート61種から手で作り込む。GM用/PL用・隠し手がかり・複数フロアなど「探索シナリオの準備」向けの機能が厚い。配信・頒布にはクレジットが必要
  • マップツクリ(maptsukuri.pages.dev):「おまかせで作る」で洋館・病院・学校・一軒家・ダンジョンを自動生成でき、あとから部屋や家具を直せる。PNGのほか壁とドア入りの .dd2vtt でも書き出せる。公式ページでは、クレジット表記は不要、データの配布・販売も自由とされている

「とりあえず1枚サッとほしい」ならマップツクリ、「PLに見せる情報を細かく管理したい」なら室内図メーカー、という使い分けになりそうです。

作った人

くま。(@KumachanSteps)さんは、TRPGのセッション準備・ログ整理・卓報告などを助けるツールを集めた個人サイト「TRPG WEBツール観測所」を運営しています(JP・EN・KRに対応)。サイトの説明によると、開発や設計の補助にChatGPTを使っているとのこと。室内図メーカーは、利用者の声をもとに大きく作り直したうえでの公開だそうです。

まとめ

  • 「TRPG室内図メーカー」は、TRPGの見取り図をブラウザで無料で作れるツール
  • 61種のテンプレート、GM用/PL用の書き出し、隠し手がかりの出し入れが強み
  • 配信・頒布で使うならクレジットを書く。自動生成で手早く作りたいなら「マップツクリ」も

次に読むなら、クトゥルフ神話つながりで「「窓に!窓に!」って何?元ネタはホラー小説の最後の一行」もどうぞ。

出典

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