意味
オタクがSNSの投稿の「書き出し」に、つい使ってしまうお決まりのフレーズのこと。
投稿の締めの決まり文句を、手紙の結びになぞらえて「オタクの敬具」と呼ぶのに対して、こちらは手紙の書き出しの「拝啓」。始まりと終わりがそろって、オタクの投稿は立派な手紙になりました。中身はだいたい手紙ではありません。
使い方
本題に入る前に、ネットでおなじみのフレーズで「つかみ」を作るのが基本です。たとえば、こんな書き出しが「拝啓」っぽいとされます。
- 「いいですか、落ち着いて聞いてください」(重大発表の前ぶれ。だいたい重大ではない)
- 「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」(このあと、ありのままじゃない話が始まる)
- 「【悲報】」「【朗報】」(ニュースの見出し風。悲報の中身は、ほぼ自分の寝坊)
- 「すまん、」(何も悪いことをしていないのに、まず謝る)
使用例:「いいですか、落ち着いて聞いてください。……冷凍庫のアイス、最後の1個でした」
書き出しで盛大にあおって、中身でこける。この落差が、拝啓の醍醐味です。
元ネタ・成り立ち
2025年4月29日、Xで投稿の締めの決まり文句を集めた「オタク『敬具』一覧」が話題になりました。それを見た人たちから、すぐにこんな声が上がります。
敬具があるなら、拝啓もあるはず。こうして、書き出しの定番を「オタクの拝啓」と呼ぶ流れが生まれました。INTERNET Watchも、敬具の話題を紹介する中で、この「拝啓」を集めようとする動きに触れています。
ただ、敬具ほど決まった「一覧」はまだ育っていません。敬具は名作ぞろいなのに、拝啓はまだ募集中。オタクは、終わり方にはこだわるのに、始め方はけっこう自由なのかもしれません。
どこで使う?
X、ブログ、掲示板など。拝啓で始めて、敬具で終わる「フルコース」の投稿を作って遊ぶ人もいます。
使用例:「いいですか、落ち着いて聞いてください。推しのグッズ、また買いました。……などと供述しており」
前置きも結びもネタなので、本文が一行しかないこともあります。
まとめ
- オタクの拝啓は、SNS投稿の書き出しにつけがちな決まり文句
- 2025年、「オタクの敬具」が話題になったのをきっかけに「拝啓版もほしい」と生まれた
- あおって、こける。拝啓で始めて敬具で終われば、立派な(?)手紙の完成
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出典
- ネーミングの妙?SNSで急速な広がりを見せる「オタクの敬具」(INTERNET Watch、2025年5月2日)
- オタク「敬具」一覧、「オタク『拝啓』一覧も欲しい」の声(Togetter、2025年5月1日)
(この記事は2026年10月時点の情報です。)



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