「きのこの山 VS たけのこの里 VS ダークライ」
二つの勢力が火花を散らしているところ、呼ばれてもないのに毎回乱入してくるポケモン。
2者間の対決が行われる際、ネットでは、「VSダークライ」を付けるお約束です。
元ネタ:2007年のポケモン映画のタイトル
元ネタは、2007年に公開された映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』です。
この映画、最初の告知では「ディアルガVSパルキア」でした。時間の神と空間の神、伝説のポケモン同士の頂上決戦。ファンの期待は高まります。ところが公開が近づくと、タイトルの後ろに「VSダークライ」が追加されたのです。
神と神のケンカに、急に名乗りを上げる幻のポケモン。「えっ、そこに入るの?」という違和感が、ネタの始まりでした。
ちなみに映画の中のダークライは、女の子と街を守るために神々に立ち向かう、かなりかっこいい役どころです。ネタとして愛されるのは、そのギャップのせいでもあります。
何が面白い?
- 部外者感がすごい:二者の対決に、まったく関係なさそうな第三者がいきなり加わる
- だいたい勝ち目がない:相手は神クラス。それでも参戦する健気さ
- 本人は何も知らない:勝手に戦わされている感じが、ファンの間では「またしても何も知らないダークライさん」と言われることも
毎回呼ばれて、毎回巻き込まれる。ネット界でいちばん呼ばれるポケモンかもしれません。お前幻のポケモンじゃなかった?
どう使う?
型は「〇〇 VS ×× VS ダークライ」。対立している二つのもの、ライバル関係のもの、迷っている二択のうしろに、そっとダークライを足すだけです。
- 「早起きしたい自分 VS 二度寝したい自分 VS ダークライ」
- 「つぶあん派 VS こしあん派 VS ダークライ」
- 「月曜日 VS 私 VS ダークライ」(ダークライ、そっちにつくんだ)
ダークライがどっちの味方なのか、何をしに来たのかは、だいたい誰にも分かりません。それでいいのです。
ポケモンファン同士だと、ゲームの中でも自然に発動します。
ここまで来ると、ダークライを心配する人も出てきます。
ありがとう。ダークライも、たぶん助けてほしいと思っています。
なぜ流行った?
映画の公開直後から使われはじめ、2011年ごろには「〇〇VS××VSダークライ」の形で大喜利のように広まったとされています。2020年の秋には、ニコニコ大百科の週間の注目ワードで2位に入るなど、何度も波が来ている息の長いネタです。
型がシンプルで、対立するものなら何にでも使えること。そして、ダークライというキャラクターの「巻き込まれ体質」がしっくりきたこと。この二つで、20年近く現役を続けています。
最近では、SNSの投稿の最後につける決まり文句「オタクの敬具」の代表例としても名前が挙がりました。どんな文章の最後にも、ダークライは来ます。
まとめ
- 元ネタは、2007年のポケモン映画『ディアルガVSパルキアVSダークライ』のタイトル
- 二者の対決に、なぜかダークライが乱入する「〇〇VS××VSダークライ」の型
- 対立するものなら何にでも使える。ダークライは今日もどこかで巻き込まれている
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出典
(この記事は2026年10月時点の情報です。)



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