話のオチがない。どう返せばいいか分からない。気まずい沈黙。
そんなとき、ネットではこう返します。「笑えばいいと思うよ」。
……いや、そういう意味のセリフじゃなかったんですけどね。
元ネタ:『新世紀エヴァンゲリオン』第六話
元ネタは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第六話「決戦、第3新東京市」。主人公の碇シンジが、綾波レイにかけた言葉です。
強敵の使徒ラミエルを倒すため、日本中の電力を集めて撃ち抜く「ヤシマ作戦」。戦いの中で、レイは身をていしてシンジのエヴァ初号機をかばいます。戦いのあと、シンジは傷ついたレイを助け出し、涙を流します。感情の表し方を知らないレイは「こういうとき、どんな顔をすればいいのか分からない」と戸惑い、シンジが返したのが、このひと言でした。レイが初めて笑顔を見せる、作品屈指の名場面です。2007年の新劇場版『序』でも描かれました。
何が面白い?
- 本来はとても大事な場面:心を閉ざしていた少女が、初めて笑う。感動のシーン
- なのに、返しとして万能すぎる:「どうしたらいい?」と聞かれたら、とりあえずこれで返せる
- 投げやりにも聞こえる:使う場面しだいで、やさしさにも、あきらめにも、丸投げにもなる
名場面の名ゼリフが、いちばん便利な「返し」になりました。
どう使う?
反応に困ったとき、どうしようもない状況、オチのない話に添えて使います。自分のやらかしに、自分でつける使い方も定番です。
- 「宝くじ、全部はずれた」「笑えばいいと思うよ」
- 「プレゼンの資料、全部消えた……どんな顔すればいいの」「笑えばいいと思うよ」
- 「(体重計に乗って)笑えばいいと思うよ」
なぜ流行った?
エヴァの名場面の中でも、とくに知られたシーン。前のセリフ(どんな顔をすればいいのか分からない)と組み合わせて、問いと答えのセットで使えるのが強みです。「どうすればいい?」という相談への返しとして、ネット掲示板の時代から定番になりました。
新劇場版で同じ場面が描き直されたことで、新しい世代にも届き、作画を見くらべる楽しみ方も生まれています。困ったときの答えが、30年たっても変わらない。それはそれで、笑えばいいと思います。
同じシンジの名ゼリフ、「逃げちゃダメだ」の記事もどうぞ。
まとめ
- 元ネタは『新世紀エヴァンゲリオン』第六話、ヤシマ作戦のあとにシンジがレイにかけた言葉
- 本来は、レイが初めて笑う感動の名場面
- いまは、反応に困ったときの万能の返しとして使われる
出典
(この記事は2026年10月時点の情報です。)



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